2015年11月17日火曜日

Kazuki Yamanaka New Quartets TOKYO coming very soon!

帰国してもうすぐ3ヶ月が経ちます。当たり前ですが、日本でのあらゆることが真新しくなくなって少々寂しい気もしています。食べ物とか食べ物とか。。すでに帰国後3キロは増えました。まあでも、ニューヨークの最後3ヶ月くらいは会う人会う人に「痩せた?」と言われる始末だったので無問題です。

最近、特にこの一ヶ月くらいは、あらゆる人のライブに顔を出してはシットインしまくっていました。大概は久しぶりに会いたい方にお会いする目的で伺い、そしてそこからまた新たな出会いもあり、とてもいい流れです。

ところでもう11月だというのに日本は暖かい。書いている今日も日中は20度を超えるそう。温かい布団で寝ていると寝汗をかく始末です。ニューヨークはきっともっと寒いんだろうなと想像します。実際のところは、もはや知りませんが。Miss NYC!と心が叫んでいます。

とにもかくにも、年末年始を日本で過ごすのが4年ぶりで、多かれ少なかれ胸が高ぶっている自分がいます。いろんな人に会いたいので忘年会とか新年会とかしたいです。初詣にも行きたい。年越しはきっとどこかのセッションにいるんでしょうが。

年末といえば僕の誕生日は12/26なので、ついにもうすぐ30歳になります。それに伴う感慨についてはまた歳を迎えてからゆっくり書きたいと思いますが、先日とある先輩ミュージシャンたちと話をしていて、彼らは30代の方々でしたが、面白い趣味を持っていてその話題で盛り上がりました。20代はただ必死に音楽ばかりしていましたが、これからは音楽以外に、何か突き詰めて楽しめる趣味を持ちたいなと思いました。とはいえ、あんまり器用な性格でもないので、結局音楽やってばかりになっちゃう恐れがあります。少なくともいろいろ手を出すくらいはしてみようかと思いますが。

さて、つらつらとどうでもいいことを書いてしまいましたが、帰国して初めてのリーダーライブがいよいよ迫ってきました!今回はKazuki Yamanaka New Quartets JAPANと銘打ったシリーズで、毎回異なるメンバーによるカルテット編成のバンドで、スタンダード曲を演奏していこうと思っています。まずは年内にTOKYOシリーズが3回あります。どの回もカラーの違う素晴らしいミュージシャンを揃えました。毎回見逃せませんよ!!

というわけでまずは今週末の金曜日に第一弾!

Kazuki Yamanaka New Quartets TOKYO Vol.1
11/20(金)@南与野Jazzmal
(JR埼京線「南与野駅」より徒歩5分)
http://saxyuq.com/jazzmal/
19:00 open 19:45 start
charge 2000yen
with  朝田拓馬(guitar)楠井五月(bass)西村匠平(drums)

おなじみのマイホーム、ジャズマルにて。
同世代の素晴らしいメンバーです。ギターとドラムは昨年のKazuki Yamanaka Back In Japan Tour 2014でも一緒だった二人。朝田拓馬は原朋直(tp)バンドで長く活躍する当代きってのギタリスト。西村匠平はビバップスタイルをベースにしながらも、最近は歌物ジャズバンド「ものんくる」でブレイクを果たした、僕との共演歴も最長のドラマーです。そこに今回は、同い年でもはや日本ジャズ界屈指のベーシスト楠井五月が加わります。辛島文雄(pf)やTOKU(vo/tp)、谷口英治(cl)など数多くのグループでレギュラーベーシストとして活躍しています。我ながら、なかなかお目にかかれない素晴らしいグループだと思います。

ぜひ聴きにいらしてください!!あちこちで言ってますが、ジャズマルは料理良し、雰囲気良しの素敵なお店です。初心者でも入りやすいと思いますよ。ご予約は私までメールkazuki.yamajazz@gmail.comか、お店に直接お電話ください(048-749-1233)。

そしてこの翌日にもオススメのライブがあります。

Kazuki Yamanaka Duo
11/21(土)@ビストロやま(さいたま芸術劇場内)
(JR埼京線「与野本町駅」より徒歩7分)
http://yamapepe.jp
11:30 open 12:00 start
ノーチャージ・チップ制(ランチのご注文をお願いします)
with 田窪寛之(piano)

田窪さんとデュオとか、楽しみでなりません。川嶋哲郎(ts)や小林陽一(dr)、谷口英治(cl)のグループで活躍する、ジャズの本物の薫りが漂う素晴らしいピアニストです。この日もスタンダード曲ばかりを演奏します。場所はさいたま芸術劇場内にあるフレンチレストランです。ランチをお楽しみにいただきながらのライブとなります。ノーチャージですのでお気軽にどうぞ!こちらもご予約受付中です。私までメールkazuki.yamajazz@gmail.comか、お店に直接お電話ください(048-854-1170)。

僕のライブは、当たり前ですがどんな方でも大歓迎です。ジャズの好きな方はもちろん、あまり聴いたことのない方、初めて聴く方、どんな方にも楽しんで頂ければ嬉しいです。一つだけ条件があるとしたら、演奏中のおしゃべりは最小限にとどめてください(笑)。でも、これはとても大切なエチケットです。特にレストランとかだとどうしてもBGMだと思って平気で大音量で(少なくとも演奏者からすると)お話をしてしまう方がたまにいたりします。僕のライブは基本的にBGMのつもりではやってないので、どうかそこのところをご理解いただき、他のお客さまへの配慮もありますので、ご歓談は最小限に音楽を鑑賞していただければと思います。ちなみにニューヨークのライブハウスなどでは、結構当たり前にこの手のアナウンスが開演直前に流れます。まあ僕はKeith Jarrett先生のように説教したりする度胸はありませんが笑。

それではライブでお会いできるのを楽しみにしております!!

なお、デビューCD"Songs Unconscious-minded"、おかげさまで売れ行きもよく国内でも好評発売中です。ディスクユニオン新宿ジャズ館では、当初の在庫が完売し、先日追加で入荷して頂きました(限定10枚)。皆様どうもありがとうございます!さらに近日中にタワーレコード各店(新宿店、渋谷店、浦和店、横浜ビブレ店、札幌ピヴォ店、仙台パルコ店、n名古屋パルコ店、難波店)でも発売開始予定です!今後ともどうぞよろしくお願いします。




2015年9月17日木曜日

帰国しました、そしてCDリリースしました!

毎度のことながらご無沙汰してしまいました。
年始に書いたのが最後なので、9ヶ月も経ってしまったわけですが
この期間に信じられないほどたくさんのことがありました。
おそらくこれまでの人生の中でも
こんなにも濃密で天手古舞な日々はなかったように思います。

デビューアルバムのレコーディングは6月でした。
それまでのあいだは、ニューヨークにてライブもたくさんしました。
レコーディングを終えるや否や
急ピッチで新しいビザの申請準備を進め
同時にCDを完成させるための仕事をこなす日々でした。
と思いきや、急遽帰国することになりました。

というわけで、何を隠そう8/31に帰国しました。
今は実家のある、さいたま市浦和区にいます。
今回の帰国は元々予定されていたわけではなく
帰国が決まったのは8/20頃のことで急遽決まったことでした。

このあたりのことは
詳しく書くと長くなると、大して面白い話でもないので笑
この場では割愛します。
興味のある人は直接聞いてください笑。
ひょっとしたら別の機会に書くかもしれませんが。

帰国とはいえ、またニューヨークに戻る予定なので
一時帰国ということでご理解ください。
ただし今回は期間が未定で、だいたい半年くらいは日本にいることになりそう
と聞かれたら答えるようにしています。

なので、皆さんどこかでぜひお会いしましょう!
ライブするのでぜひ聴きに来てください。
個人的にでも集まってでも、ぜひ飲みに行きましょう!
ミュージシャンの方々、ぜひ演奏の機会があれば気軽に誘ってください!

帰ってきて2週間が経ちましたが
やはり日本はいいですね。
ご飯が当たり前に美味しい。そして安い。
電車が時間通りに来て、駅が綺麗。

馬鹿にされるかもしれませんが
空港や駅の人混みで
他人にぶつかってしまったときに
「アイムソーリー」と言いかけた自分には
少々笑いました。

それはさておき、この1週間は
富山
京都
大阪
名古屋
を巡ってきました。

日本にいた頃ですら
短期間に一気にこんなに巡った経験はありませんでした。

それが帰国直後となれば
なんというか湧き上がる旅情も格別というか。

とにかく様々な素晴らしい出会いがありました。
やはり人生は人との出会いだなと思います。

ピアノの中村真さんが主催する
魚津でのミュージックキャンプで
本当に有意義な時間を過ごしました。
自分にまだまだ沢山ある足りないものを痛感しました。
そして音楽にかける純粋で熱い思いのようなものを
他の参加者からもらった気がします。
音楽に対して真剣に取り組むすべての音楽家にオススメしたいキャンプです。

京都では友人の結婚式に出席し
大阪では友人宅に泊まり、学バン時代の仲間に会ったりもして
旧交を温めてきました。
みんなよくもまあ変わらないものだなあと。
たまにこうやって思い出話に花を咲かせるのは
悪くないです。
僕自身、結局あの頃となんら変わっちゃいません。
みんなCDも買ってくれて
おかげで持って行った30枚が完売しました。
ありがとう!

そして最後は名古屋に立ち寄り、
ニューヨーク時代からの仲間とライブをしました。
名古屋は覚王山にある老舗スターアイズにて、
権上康志(bass)のトリオにゲスト出演で演奏させてもらいました。
彼とドラムの鈴木宏紀くんとは
ニューヨークのワシントンスクエアパークという所で
何度となくストリート演奏をしたものです。
日本で共演できるとは思っていなかったので
嬉しいハプニングでした。
ピアノの渡辺ショータくんとは初共演。素晴らしい出会いでした。
演奏後、名古屋の新しい仲間たちとも交流し
実に楽しい時間を過ごしました。

一昨日、一連の旅から帰宅しました。
最後名古屋から帰る際、まさかのバスの予約日を1日まちがえる
という前代未聞の不測の事態に陥り
しかも予約とったバスが前日のだったので
変更もきかず、大慌てで別のバスを予約し
バス一台分無駄に支払うという愚かすぎる経験をしましたが

東京に戻り、東名から首都高へ入り
夜の渋谷、赤坂、霞が関と抜けていくあの風景は
なんともノスタルジックな気分にさせるものでした。
到着した東京駅をぱしゃり。

帰宅後カラダはかなり疲れ切っていましたが
気持ちは新たなモチベーションで満ちているように思います。

これから自分のライブの予定など
どんどん組んでいこうと思います。
半年という限られた期間だからこそ
積極的にいろんなことに取り組もうと思います。
未知のミュージシャンとの交流もどんどん図っていきたいです。

ぜひいろんな方といろんな場所で演奏したいと思っているので
お気軽にお声かけください。


さて、ここまで長々書いてきたのですが
このたびデビューアルバムをリリースしました!
今年6月にニューヨークで録音し
先月完成したばかりの出来立てのアルバムです。

説明するまでもないほどの
今のニューヨークを代表する素晴らしいミュージシャンと
全曲私のオリジナル曲を収録しました。
まずは下のビデオをチェックしてみてください。

そして、ぜひともお買い求めください!!
購入方法は以下です。

<CDをご希望の方>
私に直接ご連絡いただくか(kazuki.yamajazz@gmail.comまでメールください)
Disk Union各店舗(お茶の水JazzTOKYO、新宿ジャズ館、吉祥寺ジャズ館、横浜関内ジャズ館、ウェブ通販http://diskunion.net/portal/ct/detail/1006801099)にてお買い求めください。

<デジタルダウンロードをご希望の方>
iTunes
https://itunes.apple.com/jp/album/songs-unconscious-minded/id1034047019
Amazon
http://www.amazon.co.jp/Songs-Unconscious-minded-Kazuki-Yamanaka/dp/B014JEQSLC


Kazuki Yamanaka 1st Album "Songs Unconscious-minded"

01 Let Go
02 Portrait Of Midnight
03 TA-KE-YA-BU
04 Do I Have A Blues?
05 Prayer (Remembering March 11th)
06 Lexington At 50th Street
07 Vertigo
08 HAMABE-NO-UTA -Song Of Seashore-
    (comp. by Tamezo Narita, arr. by Kazuki Yamanaka)

All music composed by Kazuki Yamanaka except where noted
 
Kazuki Yamanaka (alto saxophone on 01-04, 06, 07, soprano saxophone on 05, 08)
Gilad Hekselman (guitar on 01, 03, 08)
Daisuke Abe (guitar on 04)
Fabian Almazan (piano on 01, 06, 08)
Dana Malseptic (piano on 02, 03, 04, 05, fender rhodes on 07)
Linda Oh (bass on 01, 03, 08)
Dean Torrey (bass on 04, 06, 07)
E.J. Strickland (drums on 01, 06, 08)
Aaron Seeber (drums on 03, 04, 07)

Recorded on June 28th & 29th, 2015
Recorded, Mixed and Mastered by Nori Naraoka

Cover Photos by Hiroyuki Seo
Cover Design by Yukako Yamanaka

Produced by Kazuki Yamanaka
Co-produced by Nori Naraoka



今回のレコーディングに関してのことは
またの機会にいろいろ詳しく書こうと思っていますので
お楽しみに!
とりあえず、まずは黙って聴いてみてください笑!



最後に今後決まっているライブの予定を。
みなさん、どこかでお会いしましょう!

10/4(日)@南与野Jazzmal
http://saxyuq.com/jazzmal/
<ランチタイムジャズ(昼13:00~)>
西川直人(piano)
山中一毅(sax)

10/8(木)@名古屋Star Eyes
http://www.stareyes.co.jp
<鈴木宏紀ダブルドラムスセッション>
鈴木宏紀(drums)
小田桐和寛(drums)
清水行人(guitar)
島田剛(bass)
山中一毅(sax)

10/10(土)@浜松Jazz In Bb
http://homepage2.nifty.com/b-flat/
<鈴木宏紀ダブルドラムスセッション>
鈴木宏紀(drums)
小田桐和寛(drums)
成瀬明(guitar)
徳田智史(bass)
山中一毅(sax)

10/31(土)@東中野Thelonious
http://thelonious.ec-net.jp
<鈴木宏紀トリオ(昼14:00~)>
鈴木宏紀(drums)
伊藤勇司(bass)
山中一毅(sax)


それと滞在中、レッスンもどんどんやろうと思ってます。
詳細はまた追ってご報告しますが、興味のあるからはいつでもご連絡ください。
よろしくお願いします!


2015年1月2日金曜日

Happy New Year 2015!

新年あけましておめでとうございます。
ご無沙汰してしまいました。
つい数日前、無事に誕生日も迎え
とうとう30歳を目前に控える、そんな年齢になりました。

僕の場合、年越しといっても
いつもと変わらず
何か特別なことをするでもなく過ごしてきましたが
今年はちょいと違いました。

とは言え今年もやはり
何の予定も立てていなかったのですが
大晦日の夜11時過ぎになって
ルームメートたちから突如声がかかり
「今からカウントダウンの花火を見に行こう」
と言われ、その夜は始まりました。
今から蕎麦でも茹でようかと思っていた僕には
急転直下の出来事。
急いで支度をしてgrand army plazaへ。
ここはブルックリンにある凱旋門のような場所で
僕の家からも割と近い。

大して期待していなかった花火が
結構迫力もあり綺麗で
馬鹿みたいに写真を連写してしまいました。
おまけにタダでシャンパンの振る舞いまであり
野外で飲めないはずなのにとか突っこみつつ
久々年越しらしい年越しを過ごしました。
楽しかったなあ。



さて今年はここ数年にはなかった感慨があります。
やってやろうという気力の充実
自分への期待感の高まりのようなものです。
思いがけず
今年の目標をいくつも書き留めておきました。
何しろやりたいことがたくさんある。

去年、というかニューヨークに渡ってからずっと
温めてきたいろんなアイデアがあって
今年はそれを少しづつ形にしていきたい。

何としてでもやってやろうという
気概が芽生えているのは久々な感じで
少し頼もしく思うほどです。

サックスを吹き始めて15年
ジャズを始めて10年
会社を辞めてミュージシャンを志して5年

まだまだ青いのは百も承知ですが
ちょっとずつ状況は変わってきて
当然ながら5年前
あるいは渡米前の3年前とは
比べ物にならないほど
見えているものが違います。

これまでは
ただただ自分に足りないものを
身につけるのに必死でしたが
良い意味でようやく
少しの余裕が芽生えてきているのを感じます。

音楽家として「何を表現するのか」
これは一生続く命題ですが
一方で最近
音楽家として「どう発信するのか」も
もっと真剣に考えなくてはいけないなと感じます。

てなわけで
今年はこれまでやってきたことを継続して
基盤をもっと強固に広げていきながらも
一方で新しいことに
積極的にチャレンジしていこうと思います。

いよいよ始まった20代最後の年。
ニューヨーク滞在も最後になるかもしれない年。
年齢とか1年の区切りとか
そんなもの関係ねえだろとか突っ張っていましたが
今年の気分は何だか違う。
おそらく上の二つのことが関係してるのかもしれない。
ともかくこの一年で
何かを成し遂げたいという思いがあります。
覚悟を決めて取り組もうと思います。

まあこうやって自分にプレッシャーをかけつつ
具体的なことは全然書いてないですが笑、
これからの行動で示していけたらと思います。

焦らず長い人生を見据えることも忘れずに
前進していこうと思います。

最後になりましたが
先月ニューヨークで行ったライブの模様を
YouTubeにあげましたので
ぜひともご覧ください!!
久々に自分の曲を演奏できて
メンバーの素晴らしいサポートと
素晴らしいお客さんの盛り立てもあり
本当に楽しい時間でした。
ステージであんなに笑っていたのも
久々な気がします。



動画はオリジナル全4曲をダイジェスト版で。
iMovieというソフトを使って
いろいろと編集らしきことをしてみました。
昔の職場をふと思い出しました笑。
こういう作業は好きだなあ。


それでは今年もどうぞよろしくお願いします!

山中一毅