2011年12月18日日曜日

ニューヨーク旅模様②~いろいろ編

さて、今回の旅はライブをたくさん見るのもそうですけど、
一番の目的は来秋の留学に向けての学校見学。
とは言え、まだ何も決まってなくて、
これからオーデションと書類審査があります。

ただ、現地の学校の雰囲気とかを知らないまま行くのは
リスクが大きいと感じていたし、
実際に先生とメールのやりとりをしながら、
一番いいのは実際に来て見て確かめることだと言われていたので、
今回、貯めたお金はたいて(泣)、行くことにしたわけです。

僕が今出願しているのは、
ニューヨーク州とは言えマンハッタンから北に離れた場所にある
Purchase College, State University of New Yorkという学校です。
ニューヨークの州立大学の一つです。
マンハッタンには電車とバスを使って1時間強かかりました。
田舎で周りには何もないけど、
これならむしろ音楽に集中できるなと思いました。

何しろ教えてる先生が豪華で素晴らしい。
サックスで言えば、Jon Gordon、Steve Willson、Eric Alexander、Ralph Lalama。
僕にとってはとても魅力的なメンツで、全員大好きだしリスペクトしているミュージシャンです。

今回の旅ではジャズ科の学科長であるベーシストのTodd Coolmanと面会できました。
いろいろな話ができて、パーソナルなやりとりができました。
しかも一緒に演奏までしました。もちろん僕の実力測定をしたかったのでしょう。
彼がピアノを弾き、デュオで2曲ほど演奏しました。
演奏後、たくさんのコメントをいだだきました。
自分でも驚くくらいの好評価で、手応えをつかむことができました。
勝手な感覚ですが、
1時間ほどの時間で互いの信頼みたいなものが生まれたような感じがしました。
彼が偉大なプレイヤーであることは知っていましたが、
それと同時に素晴らしい教育者であることがひしひしと伝わってきて、
この人の下でなら、自分は成長できるに違いないという感覚を抱きました。

そして学校内ではジョン・ゴードンにも会いました。
彼にはいくら感謝しても足りません。僕をパーチェスへ引き入れてくれた人。
忙しいところをお願いして1枚パシャリ。
僕よりも小柄なんです。でも音は凄いんです。
もっと日本でも知られるべき存在だと思います。
残念ながらYouTubeには彼の凄い演奏はあまりアップされてないですけど、
以下のインタビュー中ちょこっと出てくるパフォーマンスは音質も良くオススメ↓
ほんとにちょこっとだけですけど。全部見せてくれよ~!


他の大学もいくつか見学しましたが、
やっぱり自分はパーチェスを選んで間違いないと確信したので、
まずはしっかり合格できるように準備を進めていこうと思います。

ここからはNY滞在中のいろんな写真を。
 

ニューヨークの驚くべき食事たち。
量とサイズが半端ない。噂には聞いていたが・・・。
これを平気で毎日食べているニューヨーカーたち、
残念ながらかなりの高確率でみんなお腹出てる。

自分はそうなりたくないけどなあ。





耐えきれず、吉野家に行ってみた。
そしたら牛丼の味は案外普通。
ただし肉:ご飯の比がおかしい。日本とは違う。
肉6ご飯4ってな具合。
サラダに至ってはなぜかドレッシングがどこにもなくて、
置いてあるのは醤油だけだから、仕方なく醤油で食らう。
みそ汁は味が薄すぎた。お湯入れすぎ・・・。



こんなこと書き連ねるとあれですが、ライブハウスで食べたSliderってのは美味しかった。
以下、怒涛のNYの風景

タイムズスクエア周辺で立ち尽くすお巡りさん

 エンパイアズテートビルの屋上から

地下鉄駅内でサックス吹く青年 

ブルックリン橋から眺めるマンハッタン橋

ブルックリン橋から眺める夕焼けの中の自由の女神

夜の街にそびえるエンパイアステートビル

こんな人々にも出会いました。
公園で練習していたらロングトーンについて熱弁してきたおじさん。
楽器はやらないそうだけど、言ってることは正しかったな。
クラシックが好きだそうで、ベートーベンとモーツァルトとマーラー聴けって言ってた。

土曜日に街を歩いていると、
クリスマスパーティーに向かうと思われるたくさんのサンタクロースに遭遇。
ほんと街中に溢れてた。
5秒後↓

みんなノリノリ

しかしサンタもやっぱりお金が必要なようで↓

時間があったので、ワールドトレードセンター跡地にも行きました。
早速、次の建物が建設中でした。恥ずかしながらこのことは知りませんでした。
あのままグラウンドゼロとして何も建てずに残しておけばいいのにと思うのは、
おそらく日本人的発想なんでしょう。
また新たに高層ビルを建てるというのは何ともアメリカ人らしいなと感じた。



長々と書き連ねてまいりましたが、そろそろこの辺で。
なんだかNY初めて感が出まくってますけど、一応2回目なんです(笑)
学生の時に一度観光で行ったんで。どうでもいいですけどね。

とにかく今は、練習なり英語の勉強なり、しっかりやらなくてはと思ってます。
思うだけじゃなくてしっかり実践しなくてはいけないですね。

それでは皆さん、楽しい年末をお過ごしください!

ニューヨーク旅模様①~ライブ鑑賞記

ニューヨークから帰ってきて、明日で早1週間。
この1週間は、これでもかってくらい時差ボケに悩まされました。
時差ボケなめてました。

それでは早速、写真とともに旅を振り返ってみます。

まずはライブ。夜は毎晩のようにマンハッタン内のクラブに行ってライブ見ました。
よく言われることですが、どこかしらで凄い人たちが毎晩見れるし、チャージも安い。
着いた初日はBobby Avey Quartet。
いきなりアルトの最強若手ミゲル・ゼノン様を見てしまった。

ゼノン以外、全員ぶれてるけど許してください。今後こういう写真多いです(笑)
ボビー・アビー(正しい読み方知らない)は、日本ではまだほとんど知られていないが、
今年のモンク・コンペの作曲部門で優勝した25歳の超新星ピアニスト。
その名に恥じない、独特のオリジナル曲を誰にも似ていないスタイルで弾いていた。
一言、新しい。
ゼノンはというと、生で初めて聴いたが、とにかく熱っぽくストーリーを語る。
生で聴くとやっぱりあのビブラートが印象に残る。想像していた通りすごかった。

次の日は名門ビレッジ・バンガードにてVanguard Jazz Orchestra。
当初は違う所に見に行くつもりだったが、
この日急遽ジョン・ゴードンがトラで出演すると本人からメールで知らせが来たので
興奮して直行。
ビレッジ・バンガード内では写真が取れないので外見だけ↓

2セット見れて35ドルのチャージ。安い!!お得すぎる。
この日のメンバーはトラが多かったけど、No Problem!さすがにかっこいい。
2セット目なんてサックスセクションの真ん前で見れて最高でした。
我が師、ジョン・ゴードンのソロも冴えまくってたな~。

そして翌日、リンカーンセンターのディジーズクラブへ。
Billy Hart Quartet。これが本当に本当に凄かった!今回見たライブで一番感動した。
メンバーはBilly Hart(dr)、Murk Turner(ts)、Ethan Iverson(pf)、Ben Street(ba)。
継続して活動してるバンドだけあって、息が合いまくり。
音楽の作り方を全員が心得ている。ジャズが完全に芸術と化している。
緩急や強弱といった展開がごく自然にしかも超ダイナミックに展開される。
それでいて破綻することなく、コントロールされてる。全員の音色と唄心が圧倒的。
メンバー同士で自然に聴き合えて互いを尊重できてるのがわかる。
言い出したらきりがないです(笑)
聴けて良かった。あんな風に音楽作れるようになりたいです。
残念なことにピンボケ。
涙が出るほど残念なことにピンボケ。 なので二日後にもう一度見に行った、ウソウソ。もう一度聴きたいから見に行きましたよ!
そしたらまたしても(泣)みなさんごめんなさい。
写真上手くなりたいです。誰か教えて~。
でもマーク・ターナーとの2ショットはちゃんと撮れました↓
ていうか撮ってもらいました(笑)

彼は想像していた通りの紳士でした。ありがとう、Mark。
徐々に旅の疲れもたまってくる中、今しかないんだと奮い立たせ、
最終日、帰国前夜はライブを二つはしごしました。
そしたら、ライブ中眠くなりすぎてヤバかった。一番前で目の前で聴いてるのに。
それでも耳だけは起きてたので大丈夫。
まずはスモークにてEddie Henderson Quintet。

この日はマイルス特集。お馴染みの曲がパワフルに演奏された。
それもそのはず、ドラムはカール・アレン。ピアノはデビッド・キコスキー。
ベースのダグ・ワイスもぶっとい音してた。
そしてテナーのウェイン・エスコフリー。太い音で吹きまくっておりました。
プレイも出で立ちも男前でした。

エディーさんはほんとドクターって感じ。
白衣に聴診器似合うんだろうなーと想像してしまった(笑)

二件目は10時から始まるスモールズでのギグ。Billy Drummond Quartet。
こんな時間でもお客は超満員なのが凄い。
ビリー・ドラモンド!

ダニー・グリセット!大人の佇まい。
ジェレミー・ペルト!
デカイ、そしてやんちゃな笑顔が素敵でした。

ジョー・マーティン!ごめんなさーい。またやってしまった。
この人、弾くときに体が揺れまくっていて、何度かトライしたけど全てピンボケ。言い訳。

というわけで、幸せな1週間でした。
ライブにおける音楽的内容はさることながら、
何しろどこ行ってもいつ行っても、お客が満員なのが驚きでした。
これがNYの凄さなんでしょうか。

2011年12月3日土曜日

明日からニューヨークに行きます!

昨日のジャズマルでのライブに来ていただいた皆様、
どうもありがとうございました!
いろんな方に来ていただき、久々にお会いした方もいて楽しい時間でした。

そしてジャズマルが僕の特集と銘打ってブログを書いてくれてます。
ぜひ読んでみてください!!
http://jazzmal.exblog.jp/15047837/
昨日のライブのことは、また後日自分でもちゃんと報告するとして、
取り急ぎお伝えすることが一つ。

明日から1週間ニューヨークに行きます!!

主な目的は出願している学校の見学に行くこと。
コンタクトをとっていた先生に会ったりもする予定。

夜はライブを見たり、セッションに行ったり、とにかく満喫してきます。

なんだかんだ一人で海外に行くのは初めてだし、
ニューヨークも一度行ったことがあるとはいえ、
楽器持っていくのは初めてなので、それはもう楽しみでなりません。

というわけで、もしも12/11まで私に連絡を頂ける際には
kazuki_yamanaka@yahoo.co.jp
にメールを頂ければ確実です。

ニューヨーク滞在の模様もまた掲載するつもりですのでお楽しみに!
それではまた。