2010年9月26日日曜日

やったぜ、最多記録更新!

昨日のジャズマルに来てくださった皆様、本当にありがとうございました。
おかげさまで、満員御礼。
テーブルが足りなくて、お店の外にはみ出しそうなくらいでした。すみませんでした。

しかも、集客数25人は、ジャズマル史上最多とのこと。
びっくりです。いきなりやっちゃいました!

終演後は、お客さんから「楽しかった」との声をたくさんいただくことができ、
これはまさにミュージシャン冥利に尽きることです。
僕にとっては、お客さんに楽しんでもらうということが、最大の目標の一つです。

ジャズマルくらいの広さは、
演奏者とお客さんが、お互いの息吹というか、温度というか熱というか
そういうものを感じあえるので、とてもいいです。

以下、演奏曲目(作曲者)を載せておきます。
1st Set
①I'll Close My Eyes (Billy Reid)
②Just in Time (Jule Styne)
③Smile (Charles Chaplin)
④Yesterdays (Jerome Kern)
⑤Ornithology (Charlie Parker)
2nd Set
①Lullaby of the Leaves (Bernice Petkere)
②Recorda-Me (Joe Henderson)
③In Love in Vain (Jerome Kern)
④Dear My Traveler (Kazuki Yamanaka)
⑤Pfrancing (Miles Davis)
⑥アンコール Stella by Starlight (Victor Young)~Take the A Train (Billy Strayhorn)

学生のとき以来の、リーダーライブをして、
①人前で演奏することの楽しさを、かなり思い出してしまった
②本番の面白さを改めて“痛感”した。すなわち本番とは、共演者との刺激的なやりとりや、未知の領域に突入するハプニング性を楽しみながら音楽を作っていく場であることを、再認識した。
③素晴らしい共演者に恵まれてこそ良い音楽ができる(今回の二人でよかった)
④2セットをこなすには、まず体力がなくてはならない
⑤自分の未熟さ、つまりのびしろの大きさ(何というプラス思考!)を実感した
※:ウェイン・ショーター(ts,ss)はこのようなことを、"facing unknown"という言葉を使って表現していた。


次回は29日の水曜日。上野にてお会いしましょう。

2010年9月24日金曜日

Keith Jarrett, Gary Peacok, Jack DeJohnette

昨日は、渋谷オーチャードホールにて
キース・ジャレット(pf)のトリオを聴いてきた。
生で聴いたのは今回が初めてである。

正直な感想を言うと、
少し期待外れだった。

敬愛する、大好きなトリオの演奏にこんな言葉は使いたくないのだが。

あまりにも期待が大きすぎたせいもあるだろう。
CDで何度も聴いている、あの神懸かった演奏と比べてしまうからだろう。
もしかしたら、年齢による衰えもあるのかも。そんな嫌なことまで頭に浮かんでしまった。

昨日はキースはあまり調子が良くなかったような印象を、少なくとも僕は受けた。
ゲイリー・ピーコックは一人気を吐いていたような感じを受けた。
デジョネットは、終始サポートに回っている感じで、キースに歩調を合わせているような感じ。

当たり前だが、これらはあくまでも僕個人の見解である。

それでも、あの3人が醸し出す特別な空気を感じ、一瞬一瞬の音に全神経を注いでいると、
素晴らしい音楽が聴こえてきた。
昔のような派手な展開にはならないけれども、
落ち着いた、正直で取り繕うことのない、清らかな音が聴こえてきた。

そう思うと、そもそも僕の期待した姿勢が間違っていたのかもしれない。
CDのような演奏が聴けるかもしれない・・・愚かな自分を反省。

そもそもジャズは、その一音一音が鳴り始めるまで、何が起こるか分からない。
今日という日が始まるまで、何が起こるか分からない。同じことだ。

昨日はバラードが多かった。雨が降っていたせいもあるのかないのか。

そんな中、アンコールの2曲目、最後の最後に演奏した
When I Fall in Love
キースの十八番中の十八番であるバラード。
この曲のエンディング、キースのカデンツァで、ついに神が舞い降りた。

とめどなく広がっていくあまりにも美しいメロディ、ハーモニー。
まだ続いてほしい、と思った時には、曲は終わりを告げた。

こんな瞬間が訪れるから、ジャズをやめることはできない。

2010年9月21日火曜日

I LOVE ミスチル

今日、数年ぶりにミスチルを聴いた。

久々に聴きたくなって、奥まった場所に放置されていたCDを取りだし、
すぐにパソコンに取り込んで、即座にipodに落として、そのまま外出。

ミスチルの「I LOVE U」というアルバムを聴いた。
好きな曲がたくさんあった。

実は、ミスチルは小学生の頃からずっと好きで、アルバムもたくさん持ってる。
好きな音楽はジャズとミスチルって言いたいぐらいだ。

あまり良くないことに、最近はジャズばかり聴いていて、
160GB入るipod-classicの中身もジャズばかりだったけど、
いつ聞いても、ミスチルはいい。

帰宅してきて、ベン・ウェブスター(ts)とアート・テイタム(pf)の共演盤聴いた。
ベンウェブも久々聴いたけど、
いつ聞いてもあの音は体に染み入ってくる。

2010年9月19日日曜日

自信をつかむために、夜の徘徊

昨日は充実していた。

まずは、大友義雄さんと近藤和彦さんのスペシャルな2管アルトバトルを渋谷KOKOに聴きに行き、飛び入りで2曲一緒に吹かせてもらった。

大友さんとは、昨年の大晦日に渋谷KOKOの年越セッションで出会い、幸運なことにそこで目をかけてもらった。それ以来、一度大友さんのグループレッスンに遊び行ったり、一緒に呑んだりしたが、今回は「必ず楽器をもって見に来なさい、絶対勉強になるから。吹かせてあげるから。」ということで、前もって誘っていただいていたので、満を持して行った。

最高に盛り上がったライブはとても楽しかった。
偉大なお二人に挟まれて吹けたこと、素晴らしいリズムセクョン(Pf関根敏行さん、b若林美佐さん、Dr正清泉さん)の前で吹けたこと、たくさんのお客さんを前に吹けたことに感謝。
今回はとにかく楽しめたし、自分の演奏にも少しはいいところがあったと思う。

大友さんにも少しだけ褒めてもらえたので、良かった。もちろん課題もたくさんあるけど。
近藤さんとは初めてお会いしたが、いろいろな話を聞けて良かった。興味深い話がたくさんあった。

総じて、行って良かった。

ライブが終わってから、そのまま大塚ドンファンへ深夜セッションに向かった。
今日は、人が少なめだった。先月が多すぎたのかな。
その分、たくさん曲ができた。

何よりも原大力さん(Dr)と、たくさんのお話ができた。というより、聞けた。
原さんとも初めてお話をしたが、とにかく聞けば何倍にも話を返してくださるので、何というか興奮した。テンションが上がった。
新たな課題も見つかったし、やっぱりなっていう課題もわかったし、少しの自信をつかむこともできた。

自信。これは一人のミュージシャンとして、とても大切なものだと、最近改めて強く感じている。
まあミュージシャンに限ったことでも何でもなく、結局一人の人間として、と言われればもちろんそうなのだが。

長くなってきたのでそろそろやめます。
総じて、良い一夜を過ごした。

2010年9月17日金曜日

大事なもの

僕にとっては、横浜まで行くのは遠出だ。

横浜にドルフィーというライブハウスがある。
今日はそこで川嶋哲郎さん(ts)のトリオ(吉田桂一さん(pf)、小林航太朗さん(b))を聴きに行った。

一言、素晴らしかった。

たくさんのものを得た。中にはとても大きなものもあった。
行って本当に良かった。

帰りに吉野家に立ち寄り、牛鍋丼を食べた。
CMで見たのもあって、正直期待していた。

牛丼より100円も安いわけがわかって、ある意味納得した。

音楽において大事なもの、
牛丼において大事なもの、
今日少しわかった気がする。

2010年9月15日水曜日

穐吉敏子さんについていく

言わずと知れた、日本ジャズ界の第一人者、そしてアメリカのジャズ界でも認めれたレジェンド、
穐吉敏子さん。

僕とは遥か彼方のかけ離れたところにいる、それはそれはすごい人なんですが(前述の通り、そんなこと言うまでもない)
そんな方と、僕が少しの間ご一緒できることになったんです!!
とは言え、もちろん一緒に演奏するって意味ではなく・・・

実は、この10月に既に解散した穐吉敏子ジャズ・オーケストラが、一時的に復活し、中国(北京と上海)と日本(東京)でコンサートを行うんです。
で、そのツアーのアシスタント・マネージャー的なこと(簡単に言うと雑用)で、この私が帯同することになったんです。

は?なんでお前が?

と大半の人は思うでしょうが、詳しく書くと少し長くなるので簡潔に書きます。
僕が昨年まで勤めていた会社(中国に強いテレビ番組制作会社)が、穐吉さんと約20年近い付き合いがあり、中国に精通してることもあって、今回のツアーをサポートすることになったんです。
しかも東京公演では主催会社なんです。
すると、本当に親切で懐の大きい社長が気を利かせてくれて、ジャズを志して退社した僕に、わざわざこのような役目を与えてくれたんです。
本当にありがたいことです。即座に「何でもやるんで、よろしくお願いします!」と言いました。

社長の述べた「俺と山中でこのコンサートを作っていこうと思ってる」という熱い言葉を胸に、精一杯働こうと思ってます。もちろん、この希少なチャンスを生かすべく、同じミュージシャンとして多くのものを吸収したいと思ってます。

というわけで、僕のライブももちろんですが、

一世一代、一夜限りの復活コンサートをぜひとも聴きに来てください!
僕のライブと違って、聴き逃したら間違いなくもう一生聴けません。
アメリカで30年間、ニューヨークで毎週演奏していた伝説のビッグバンドです。
メンバーはもちろん、ニューヨークからほぼ当時のメンバーを連れてやってきます。
穐吉敏子(Pf&Cond.)、Lew Tabackin(Ts&Fl)、マンデイ満ちる(Vo)、
Dave Pietro、David Bixler、Tom Christensen、Mark Lopeman(以上Sax)
Daniel Levine、Alan Ferber、Andrew Hunter、Tim Newman(以上Tb)
Mike Ponella、Joe Magnarelli、John Eckert、Alex Sipiaguine(以上Tp)
Paul Gill(Bass)、Andy Watson(Drums)、Wilson Corniel(Conga)

日時:10月18日(月)
開場:18時30分 開演:19時

チケット
1階(指定席)10,000円
2階(自由席) 7,000円
発売:株式会社テムジン http://www.temjin.co.jp/
  (専用電話)03-3466-5031(平日の10:30~18:00)



興味のある方へ、ここだけの話、僕に連絡をいただければ少しお得です。
なお、今月発売のジャズライフ最新号にも関連記事が載ってます。


なんか、このブログ、のっけから宣伝ばっかですね(笑)
まあ今後は、もっといろいろ書いていきます、たぶん。

懲りずに見ていただけると幸いです。

2010年9月11日土曜日

ライブします

やろうやろうと頭の中では思いながら、ずっとやらなかったブログ。
この手のことは、本当に必要に迫られない限り、なかなか始めないのが自分の習性です。
おのずと時機がやって来るのを待つ、それまでは放っておくということが何においてもよくある。

今までミクシィやらツイッターやら何やら、全く手を染めなかった私がブログを始めるというのは、よほど必要に迫られてのことだとお気づきでしょうか。

というわけで、ライブがもう2週間後に迫っています。迫られています。

山中一毅(as)トリオ
with寺島優樹(pf)&北尾直樹(b)

●9/25(土)@南与野じゃずまる http://saxyuq.com/jazzmal/home.html
19:00オープン
19:30スタート
チャージ1000円

●9/29(水)@上野エブリスイング http://www.every-swing.com/#
19:00オープン
20:00スタート
チャージ1500円
3セット目はジャムセッション(参加自由)となります

素晴らしい二人のプレイヤーとのトリオで、同メンバーで2度行います!
脱サラ後、初めてのライブということで気合い入ってます!!
ぜひお越しください!!!