どうか懲りずに見てくださいませ。
さて、京都から戻り、早1週間が経ってしまいましたが、
せっかくの楽しい旅でしたので、今更ながらご報告しておきます。
京都では安ーいゲストハウスに3泊しました。
相部屋で2段ベッドに寝るスタイルは初めてでしたが、
何の不自由もなく過ごせました。
と言っても、寝てシャワー浴びるだけだったけど。
結局4日間も滞在したので、大学の後輩たちともたくさん過ごせました。
セッションしたり、終電も気にせず(これが京都のいい所!)呑んだり、
朝まで家で寝かせてもらったり、
皆さん、ありがとうございました。
ルクラブジャズのセッションにも学生以来、顔を出すことができ、
マスターも覚えていてくれて、嬉しかった。
そして、肝心のライブですが、
当日朝、残念なことに、盟友であるドラムの西井啓介がインフルエンザでダウンして、
代わりに吉田匡志君(初対面!)にお願いするというハプニングが!
しかし、もうとてもとても楽しくて、
僕はこういうライブをこれからももっともっと突き詰めていきたい、そんなライブができました。
今回は特にこういう御時世もあって、とにかく来てくれた人すべての方に楽しんでもらい、
最高にハッピーな空間を作りたかった。そういう意味では成功だったと思います。
来てくれた皆さん、ありがとう!久々会えて本当に嬉しかった。
共演の3人、最高に楽しい演奏をありがとう!
ブルーノートのマスター、温かい声援をいつもありがとうございます。
3年ぶりに戻ってきて、ここは僕にとって一つのホームグラウンドだと強く感じました。
皆様、どうかまたよろしくお願いします。
<1st Set>
①Soul Eyes (Mal Waldron)
②This I Dig Of You (Hank Mobley)
③Beatrice (Sam Rivers)
④Alone With The Wind (Kazuki Yamanaka)
⑤Dexterity (Charlie Parker)
<2nd Set>
①Sad's Delight (Kazuki Yamanaka)
②The Sun Is Always The Most Gentle Man (Kazuki Yamanaka)
③Recorda Me (Joe Henderson)
④Dear My Traveler (Kazuki Yamanaka)
⑤I've Never Been in Love Before (Frank Loesser)
⑥アンコール! Just Friends (John Klenner)
タイトルのついてなかったオリジナルにタイトルをつけました。
しかし、来てくれた後輩があとで指摘してくれたのですが(わざわざ帰宅後調べてくれた)、
“Gentle”の最上級は“The Most”じゃなくて“The Gentlest”だそう(笑)
まあ変えませんけど(笑)
このところずっとラストにやってるI've Never Been in Love Beforeでは、
禁断の(?)お客様とのコール&レスポンス大会をやってしまった。楽しすぎた。
またやれたらやります。やれたら。
最後に。
何もできていない自分が、
震災に関してああだこうだ言うのは、少なからず憚られる所があるのですが、
一つ言えるのは、
被災地の皆さんの頑張り、復興支援をする人の頑張り、
とにかく前向きに行動している人を見て、
何の被害も受けていない自分が、逆に勇気をもらっています。
自分の弱さや甘さを恥じると同時に、もっともっと頑張らねばと感じます。
もちろん、報道されないだけで、前向きになろうにもなれない人が相当いるのだと思います。
そういう方には何と言葉をかけたらいいのか。。
痛みを共有しようにも、そんなレベルではないのだと思う。
それでも、やはり前を向いていくしかないのだろう。
でも実際は、僕がこんなことを言うまでもなく、みんな前向きに頑張っていると思う。
本当に心から尊敬する。敬服とか脱帽っていう言葉で表わされる、そういう気持ちを感じています。
この震災を通して、僕自身、
他者への思いやりや尊敬といった気持ちがとても強くなっているのは確かです。
それでは最後に。
これ見て、皆さんハッピーになってください。
この演奏で、最後にロイとバックのメンバーがやってるコール&レスポンスを聴いて、
僕もライブでお客さんとコール&レスポンスをやることにしました。楽しすぎるぜ!
なので、最後まで見てみてくださいね。