2011年12月18日日曜日

ニューヨーク旅模様①~ライブ鑑賞記

ニューヨークから帰ってきて、明日で早1週間。
この1週間は、これでもかってくらい時差ボケに悩まされました。
時差ボケなめてました。

それでは早速、写真とともに旅を振り返ってみます。

まずはライブ。夜は毎晩のようにマンハッタン内のクラブに行ってライブ見ました。
よく言われることですが、どこかしらで凄い人たちが毎晩見れるし、チャージも安い。
着いた初日はBobby Avey Quartet。
いきなりアルトの最強若手ミゲル・ゼノン様を見てしまった。

ゼノン以外、全員ぶれてるけど許してください。今後こういう写真多いです(笑)
ボビー・アビー(正しい読み方知らない)は、日本ではまだほとんど知られていないが、
今年のモンク・コンペの作曲部門で優勝した25歳の超新星ピアニスト。
その名に恥じない、独特のオリジナル曲を誰にも似ていないスタイルで弾いていた。
一言、新しい。
ゼノンはというと、生で初めて聴いたが、とにかく熱っぽくストーリーを語る。
生で聴くとやっぱりあのビブラートが印象に残る。想像していた通りすごかった。

次の日は名門ビレッジ・バンガードにてVanguard Jazz Orchestra。
当初は違う所に見に行くつもりだったが、
この日急遽ジョン・ゴードンがトラで出演すると本人からメールで知らせが来たので
興奮して直行。
ビレッジ・バンガード内では写真が取れないので外見だけ↓

2セット見れて35ドルのチャージ。安い!!お得すぎる。
この日のメンバーはトラが多かったけど、No Problem!さすがにかっこいい。
2セット目なんてサックスセクションの真ん前で見れて最高でした。
我が師、ジョン・ゴードンのソロも冴えまくってたな~。

そして翌日、リンカーンセンターのディジーズクラブへ。
Billy Hart Quartet。これが本当に本当に凄かった!今回見たライブで一番感動した。
メンバーはBilly Hart(dr)、Murk Turner(ts)、Ethan Iverson(pf)、Ben Street(ba)。
継続して活動してるバンドだけあって、息が合いまくり。
音楽の作り方を全員が心得ている。ジャズが完全に芸術と化している。
緩急や強弱といった展開がごく自然にしかも超ダイナミックに展開される。
それでいて破綻することなく、コントロールされてる。全員の音色と唄心が圧倒的。
メンバー同士で自然に聴き合えて互いを尊重できてるのがわかる。
言い出したらきりがないです(笑)
聴けて良かった。あんな風に音楽作れるようになりたいです。
残念なことにピンボケ。
涙が出るほど残念なことにピンボケ。 なので二日後にもう一度見に行った、ウソウソ。もう一度聴きたいから見に行きましたよ!
そしたらまたしても(泣)みなさんごめんなさい。
写真上手くなりたいです。誰か教えて~。
でもマーク・ターナーとの2ショットはちゃんと撮れました↓
ていうか撮ってもらいました(笑)

彼は想像していた通りの紳士でした。ありがとう、Mark。
徐々に旅の疲れもたまってくる中、今しかないんだと奮い立たせ、
最終日、帰国前夜はライブを二つはしごしました。
そしたら、ライブ中眠くなりすぎてヤバかった。一番前で目の前で聴いてるのに。
それでも耳だけは起きてたので大丈夫。
まずはスモークにてEddie Henderson Quintet。

この日はマイルス特集。お馴染みの曲がパワフルに演奏された。
それもそのはず、ドラムはカール・アレン。ピアノはデビッド・キコスキー。
ベースのダグ・ワイスもぶっとい音してた。
そしてテナーのウェイン・エスコフリー。太い音で吹きまくっておりました。
プレイも出で立ちも男前でした。

エディーさんはほんとドクターって感じ。
白衣に聴診器似合うんだろうなーと想像してしまった(笑)

二件目は10時から始まるスモールズでのギグ。Billy Drummond Quartet。
こんな時間でもお客は超満員なのが凄い。
ビリー・ドラモンド!

ダニー・グリセット!大人の佇まい。
ジェレミー・ペルト!
デカイ、そしてやんちゃな笑顔が素敵でした。

ジョー・マーティン!ごめんなさーい。またやってしまった。
この人、弾くときに体が揺れまくっていて、何度かトライしたけど全てピンボケ。言い訳。

というわけで、幸せな1週間でした。
ライブにおける音楽的内容はさることながら、
何しろどこ行ってもいつ行っても、お客が満員なのが驚きでした。
これがNYの凄さなんでしょうか。

0 件のコメント:

コメントを投稿